
日本工業規格(素案) JIS F***
船用機器の安全標識
0.序文―規格化の目的
船舶は、様々な分野の製造物を集合して製造される総合工業製品である。これらの製造物には、製造物責任…PL(1)に関連して、取扱者及びその他の関係者の危険防止のために、安全標識が使用されるが、製品の種類や製造者によって異なった様式の安全標識が使用されることは、関係者の理解を阻害し、混乱を招くことが考えられる。この規格は、船舶に使用される製造物の安全標識について標準化を図り、関係者の理解を容易にすることを目的として制定する。
注(1)Product iabirityの略称
1. 適用範囲
この規格は、船舶に装備される各種の機器に取り付ける安全標識について規定する。この規格には安全標識の目的、安全標識に使用する用語・記号・色の規定及び安全標識の設計…様式、図記号などについての指針を含んでいる。
法令で義務付けられている安全標識についてはこの規格の対象外とし、それを優先する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は、この規格に引用されることによってこの規格の一部を形成する。これらの引用規格は、その最新版を適用する。
JIS Z 9101安全色及び安全標識
JIS Z 9107安全標識板
IS0 3864 Safety colours and safety signs
3. 用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は、次による。
(1)安全標識(Safety signs)色と形状との組合わせによって、一般的な安全上の警告、指示などの情報を伝達、若しくは、図記号(2)及び/又は通告文(3)を付加して特定の安全上の伝達内容を伝える標識。(JIS Z 9101,3.1)
注(2)(3)(6.2参照)
(2)安全色(Safety colours)安全に関する意味が与えられている特性(4)が与えられている色。
注(4)安全色の特性に関する定義は、JIS Z 9101付属書Aによる。(JIS Z 9101,3.2)
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